MOSS EAVE with rainfly

アメリカよりまた珍しいテントが到着しました。


MOSS EAVE ３P with rainfly / モス イーヴ ウィズ レインフライ

マイナーモデルであまり・・・いや殆ど日本では見ない。
しかしMOSSの魂をしっかり持ったテント

MOSSのオーナーであるビル・モスは生前
「2本のポールでどれだけ美しくテントを作れるか？」
という課題を課していたという話を聞いたことがある。

2本で美しいテント・・・
後にも先にもスターゲイザーなのではないか？と私は思う。

あの曲線美と2本のクロスした曲線から生み出される空間。
ニューヨーク近代美術館に永久展示されたことは、
アウトドア好きには有名な話である。

そのコンセプトの元で作り出されたであろうテント。
「EAVE（イーヴ）」なのではないでしょうか？


EAVA の意味は日本語だと「軒下やひさし」のような意味。

その理由もわかる
フライにはポールがない。被せるだけ。
その横にできる細く長いひさし
後ろの小さいメッシュの上にできるひさし

そのへんがEAVA の名前の由来なのではないか？？？


インナーは芋虫のような・・・ナマズの口のような・・・
2本のポールながら居住性は高く、
高さも広さも申し分ない。。。


MOSSゆえに作り出されるこの曲線
この曲線にやられてついついMOSSのTENTが欲しくなる。


中は意外にも広い。
本当にポール2本でこの空間ができてしまうのか？
とついつい思ってしまう。
開口部も広く、尚且つ広い前室付き。
この前室は雨や夜つゆから靴を守ってくれる。


MOSSの本で確認する。
どうやら1976年ぐらいのモデルのようだが、
このカラーリングや生地ははもう少し後のモデルかと思われる。
しかしながら1980年だとしても36年前とテント。
よくこんなきれいな状態で残っているものだと感心。

この年代のMOSSは
いわゆるモス臭やベトツキ、色写りが少ない。
加水分解しない生地なのか？？
ボトムが赤く変わる前のMOSSは比較的状態が良い。
このEAVEもモス臭というよりシッカロールのような臭いがある。
かといってシッカロールを塗っているわけではない。
ある意味ねらい目かもしれない。。。

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