野燗炉~幸福の時は時代を超える~
皆さんご存知であろうか?
野燗炉という道具を・・・
江戸時代に酒飲みの為に作られたであろう焼き物、燗、お湯。
全てができてしまうお一人様用のマスターツール。
野燗炉
実際手に取ってみると
職人が1つ一つ丁寧に作られているのがわかります。
パッと見・・・野燗炉の使い方は??
と疑問に思うことも不思議ではない。
昔からある道具だがむしろ新しく感じる。
大きいクボミが2つと小さい穴。
まずは大きいクボミから。
「左は炭を入れて炉となり、右は水を入れて湯となる。」
要するに・・・
左で焼き物ができ、右で熱燗ができる。
そして・・・
小さい穴は、水を入れることができるのだ。
水???っと疑問に思うかもしれない。
この野燗炉は全体が四角いケトルで
ケトルに「炉」があり「燗」できる構造なのだ。
ケトルは下から加熱するが野燗炉は中から加熱する。
合理的な構造で以外にもお湯ができるのは早い。
ケトルというからには持ち手が必要である。
そして左側には注ぎ口もある。
もちろん焼きながら注ぐのは少し難しいが焼き物が落ち着けばお湯も注げる。
炉となる部分には下網を入れることによって燃焼効率を高め
上昇気流の空気を制御し火力調整が可能となる。
桜のデザインが粋。
また炭が入るとこの抜きのデザインがさらに引き立つ。
そして・・・
専用ゴトクと網もある。
焼き鳥などの串ものしっかりホールドする山形の形状
網を載せてもズレることもない。
収納は専用BOX
こちらも職人が丁寧に作っているのが手に取ると良くわかる。
オカモチ風に持ち運びもできるのでとても便利で・・・
オカモチは手持ち部分の反対にすればテーブルにもなります。
アイデアも素晴らしいのです。
現代の職人が現代の形で再現。
時を超えた「道具」を復刻させ今よみがえる。
一流の匠の仕事に触れることができる一品。
野燗炉・・・
自分専用の最高の贅沢な居酒屋
きっと高いですが買って後悔しない商品ですよ。
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